2007年09月17日
'04 9/17 緊急国民集会 横田早紀江さん
*写真はあおいのママの撮影です。拉致被害者 横田めぐみさんの父・横田滋さんの挨拶の際に写しました。蓮池透さん(蓮池薫さんの兄)、安明進さん(元北朝鮮工作員)、平沼赳夫さん(衆議院議員)の顔もあります。
*2004年9月17日に九段会館で行われた緊急国民集会での、拉致被害者 横田めぐみさんの母・早紀江さんの講演の要旨レポートです。当日は3500人の方々がお集まりくださいました。(人数は主催者側発表)聞き取りに間違いやカン違いの可能性もございます。どうぞご了承ください。(・・・は聞き取り不能です)
【拉致被害者 横田めぐみさんの母・横田早紀江さん】
皆さん、こんばんは。(会場から「こんばんは」拍手)いつもたくさんのご支援をいただきまして、ありがとうございます。そして今日は本当にものすごいたくさんの方が、道路にまであふれて集まってくださったことを本当にありがたく思っております。(拍手)
「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」と、私は何年か前の講演会の舞台で絶叫致しましたけれども、今まだめぐみを助けてあげることができません。
すぐ近くにあんなに近いところにいる、2時間少しで行けるような場所にいる、そしてあんなに元気な孫が「キム・へギョンちゃん」という孫があちらで誕生しておりました。めぐみが北朝鮮に連れて行かれたということ自体が考えられないような物語のようなことでありましたのに、またあんなに元気な女の子が、私に「よく似ている」と言われますけれども、本当にびっくりするほどよく似ているなぁと思う、あんな元気な女の子がテレビに映った時には、もう本当に腰が抜けるような思いで見ておりました。
そして生命(いのち)の不思議さというものを感じさせられております。めぐみには何も母親らしいことも教えてあげることができなくて、突然あのような船に「船の底に放り込まれて北朝鮮に連れて行かれた」と言われています。どんなに恐ろしく悲しく「何で私がこんな目に遭わなければならないんだろう」と毎日泣き叫んでいたに違いないと思っています。
そして結婚をして赤ちゃんを産んで「どんなふうに育てていいのかわからない、お母さんは何も教えてくれなかった」けれども、双子の弟を育てていたお母さんのことを思いながら「ああいうふうに哺乳瓶であげるんだろうか」「その時はああやっておしめを取りかえていた」と断片的に思い出しながら一生懸命に育ててきていたのがあのへギョンちゃんなんだなぁ、と私は見ていました。
さっきここにお立ちになりました(飯塚)耕一郎さんも、小さな赤ちゃんの時にお母さんが連れ去られました。まだお母さんのことを知らない耕一郎さんが、田口八重子さんのお兄さんである飯塚さんご夫妻の本当に温かい人間らしい愛に育てられて、こんなに立派な青年に成長なさいました。
私たちは苦しい中でありますけれども、本当に生命の輝きを大事にしたいと一生懸命に育ててきました。そして今日本の中で本当に悲しい恐ろしい虐待とか殺人、かわいい子どもがあんなにして川に投げ込まれてしまう、恐ろしいお友だちがあっという間に殺してしまう、というような人命をないがしろにした事件が多くありますけれども。
本当に今、私たちここに生きている日本の大人たちが若い子どもたちに残していかなければいけないことは何でしょうか?地位でも名誉でも金銭でもありません。それは今、ここに突きつけられている他国の犯罪によって、たくさんの若者たちが日本の国のあちこちから無差別に不条理に連れ去られて、あちらの国で過ごさせられているのです。
「今日は助けにきてくれるか、明日は助けにきてくれるか」と蓮池薫さんはいつも「お月さまを見ながら待っていた」とおっしゃいました。けれども「誰も助けに来てくれなかった。3年待っても誰も来てくれなかったので私たちは北朝鮮で生きていくしかないと決心をして、180度転換をしたんです」とおっしゃっておりました。
今、ここにお立ちになりました特定失踪者のお父さま・お母さま・ご兄弟の方々、この方々は私たちの7年前の19年間のあのつらさと苦しみの中を今日まで闘ってこられたのだと思っています。これは本当に経験した者でなければわからない、どこに行ってしまったのか、誰かに殺されてしまったのか、私たちは焼却炉の中から出てきた遺体、また女性が網に引っかかった小さな頭蓋骨、遠い遠い埠頭から上がった腐乱遺体、と色んなことを突きつけられながら、「めぐみちゃんではありませんように、どうか違いますように」と一生懸命に歩んできました。「ひょっとして何か私たちに言えないような悩みがあってどこかに行ってしまったんだろうか。じゃあ私たちの育て方が悪かったんだろうか」と本当に魂の中まで掘り下げられて考える毎日でありました。
けれども今こうしてはっきりと北朝鮮による拉致だということが浮上し、こんなにたくさんの方々が私たちと同じ思いになって「こんな日本でいいのだろうか?こんなに何にもしていない若者がたくさん連れ去られているのに誰も声を上げないで、放置してきたこの27年間は一体何だったんだろうか?」と、真剣に考えて・・・。(拍手で聞き取り不能)
私は神さまを信じる者ですけれども、本当に「魂を輝かせなさい」と天から叫んでいらっしゃる声が聞こえます。日本の国民みんなが今こそ輝いた魂を持って「子どもたちを救出しなさい」と叫んでいらっしゃると思います。(拍手)・・・必ず良い知恵が与えられ、そして行動ができると信じています。
どうかもうあと少しだと思います。北朝鮮に向けて日本政府のあり方に向けて正しい輝いた魂を持って見つめていきたいと思います。どうか強いご支援をこれからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。(大拍手)
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